新型コロナウイルス対策について
2021.04.23
当院では普段から
- エプロン、コップ、グローブの患者さん毎の交換
- 全ての治療器具の患者さん毎の消毒・滅菌
- 診療台の消毒液による患者さん毎の清拭
- 水消毒システムによる、治療で使用する水の消毒
- 口腔外バキュームの使用
- 常時院内換気システム
を院内感染対策として行っています。
使い捨てできない治療器具に関しては不潔域、消毒レベル、滅菌レベルと3つのゾーンに完全に分けて消毒・滅菌を行っています。
消毒にはウォシャーディスインフェクター「ミーレ ジェットウォッシャー PG8581」を使用しています。食器洗浄機のようなもので、特殊な洗剤、高温によりB型肝炎ウイルスなどの消毒薬抵抗性が強い病原体(新型コロナウィルスは比較的消毒が容易)をも不活性化することができます。
それを使い捨ての滅菌バッグに入れ、クラスB高圧蒸気滅菌機「DAC Professional」を使用して滅菌しています。ヨーロッパでは高圧蒸気滅菌機がEN13060という基準でクラス分けされており、滅菌バッグを使用したり、チューブ状のもの(歯科では多い)を滅菌するためには日本で一般的なクラスNではなくクラスBが必須となっています。
診療台や患者さんが直接触れる場所の消毒には「デュールデンタルFD 333」を患者さん毎に使用して清拭しています。FD333はアルコールと第4級アンモニア化合物をベースとした消毒剤で、通常のアルコールが効きにくい非エンベロープウィルス(新型コロナウィルスは効きやすいエンベロープウィルス)を短時間で除菌することが日本より厳しい基準のドイツ応用衛生協会によって認定されています。
これらに加えて
- 毎朝スタッフの体温測定・健康状態のチェック
- スタッフの常時マスク装着(処置中以外の会計時・説明時も)
- 受付にパーテーションの設置
- 待合室への消毒液の設置・非接触アルコール消毒器を入口に設置
- 待合室・トイレ・ドアノブ・待合イス・おもちゃ・スリッパのアルコール消毒頻度増
- 消毒しにくいおもちゃ・新聞・雑誌の一時的な撤去
- 待合室への空気清浄機の設置
を新型コロナウィルス対策として行っています。
また、来院された方には手洗い・アルコールでの消毒、洗口剤による洗口をお願いしていますのでご協力をお願いします。